研究責任者 |
古薗 勉 近畿大学, 生物理工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 当該研究課題では細菌増殖の制御に着目し、新規な長期留置型カテーテルに用いる微弱な抗菌性(静菌性)素材を創出することを目的とした。具体的には、銀ナノ粒子が銀イオンソース(源)となり得る特性に着目した。官能基を導入した銀ナノ粒子を1段階法により合成し、反応液中へのキャッピング試薬の添加量によって官能基導入銀ナノ粒子の粒径制御および大腸菌に対する抗菌性制御を達成した。またカテーテル基材であるシリコーンに当該ナノ粒子をコーティングする方法を確立した。今後は、官能基導入銀ナノ粒子をコーティングした高分子基材を用いて、多種類の細菌により抗菌性制御を実施し、静菌性を有するカテーテル素材の開発を目指す。
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