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c軸高配向シリコゲルマン酸ランタン多結晶体の作製とSOFC電解質への応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 福田 功一郎  名古屋工業大学, 大学院工学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要サンドイッチ型のLa2Si2O7/La2(Si,Ge)O5/La2Si2O7拡散対を加熱することで、クラック密度の低いc軸配向La9.33(Si5.22Ge0.78)O26多結晶体を作製した。これを特定成分の結晶混合粉体と共に熱処理することで、Si席の占有率を操作することに成功した。得られた結晶配向電解質に電極を施して、複素インピーダンス法で酸化物イオン伝導度を測定したところ、例えば600°Cでは熱処理前の約1.4倍の値(4.8×10-2S/cm)を達成した。さらにクラック密度の抑制にも成功し、高品質な円盤状結晶配向電解質を得た。燃料電池セルを作製して発電実験を行った。電極と電解質間の密着性を改善することで、さらなる発電性能の向上が期待できる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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