アクセルペダルの微細振動によるドライバへの操作情報提示手法を用いた安全・エコ運転支援装置の有効性実証
研究責任者 |
林 隆三 東京農工大学, 工学研究院, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | アクセルペダルの微細振動を用いた情報提示手法が、自動車のエコ運転・安全運転などの運転支援システム用HMIとして有効であることを実証するため、インフラ等から得られる目標速度に車速を誘導する運転支援システムを構築した。目標速度から必要なペダル操作量を算出し、ペダルの微細振動によりドライバに情報を与えて操作させ、車両速度を誘導するというものである。ドライビングシミュレータを用いて高速道路のサグ部での車両速度の維持支援を行った結果、微細振動による情報提示のみにより、意図せぬ速度低下を74%低減できることが実証された。加減速誘導に関しても、標識により目標速度を指示した場合と同等の誘導性能が示された。今後は、加減速誘導における誘導精度の改善を行う予定である。
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