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ホルムアルデヒドを選択的に計測するディスポーザブルセンサーの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 中山 雅晴  山口大学, 大学院理工学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要多孔性炭素をスクリーン印刷した市販のディスポーザブル電極やグラッシーカーボンディスク電極に、微結晶δ型二酸化マンガン薄膜を電析させた。グラッシーカーボン電極に被覆した二酸化マンガン薄膜は、水中のホルムアルデヒドに対して高感度、高選択性、速い応答速度を併せもつセンサーとして機能した。このセンサーは二酸化マンガンに一定電位を印加したときに特異的に起こるホルムアルデヒドの触媒酸化に起因する電流を計測するものである。従来の貴金属触媒とは異なり、メタノールなどの有機小分子には応答しない(=選択性が高い)。二酸化マンガン薄膜の析出条件や印加電位、溶液条件を系統的に変化させ、その特性を評価した。一方、スクリーン印刷カーボン電極は二酸化マンガン薄膜の析出には好適であったが、ホルムアルデヒドのフローインジェクション(連続注入)分析には不向きであった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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