自己免疫疾患の治療を目指したKDAC9選択的阻害薬の創製
研究責任者 |
鈴木 孝禎 京都府立医科大学, 大学院医学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | KDAC9選択的阻害薬の創製を目指し、Cu(I)-catalyzed Azide-Alkyne Cycloaddition (CuAAC) を用いて、短時間に665個のトリアゾール体ライブラリーを構築した。続いて単離・精製なしに直接KDAC蛍光アッセイを行った結果、強いKDAC9阻害活性を示す化合物を見出した。本阻害薬は、KDACを10-8オーダーのIC50値で阻害する一方、KDAC1/2を多く含む核抽出液中のKDACsは10-5オーダーでもほとんど阻害せず、KDAC9選択的阻害薬であることが分かった。また、本阻害薬をマウスに投与したところ、制御性T細胞の誘導が確認された。
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