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がん細胞特異性のより高いがん細胞傷害性組換えアデノウイルスの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 大谷 清  関西学院大学, 理工学部・生命科学科, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要がん細胞特異的に存在するRBの制御を外れたE2F活性に特異的に反応するARFプロモーターに細胞傷害性遺伝子としてHSV-TKを接続した細胞傷害性組換えアデノウイルスを作製し、従来から使用されているがん細胞で亢進したE2F活性に反応するE2F1プロモーターを用いたものと細胞傷害活性を比較した。正常細胞においてARFプロモーターを用いたものはE2F1プロモーターを用いたものよりも低い細胞傷害活性を示し、がん細胞株においてはほぼ同等の細胞傷害活性を示した。従って、ARFプロモーターを用いることにより、従来のE2F1プロモーターを用いたものよりもがん細胞特異性の高い細胞傷害性組換えアデノウイルスが作製されたと考えられる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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