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Si系太陽電池に最適化された高耐熱ポリマー系波長変換膜の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 安藤 慎治  東京工業大学, 大学院理工学研究科物質科学専攻, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要研究責任者らは、最近、近紫外光を励起光として、可視光に変換できる高耐熱・高透明ポリイミド樹脂を開発した。本研究開発はこの基盤技術に基づき、近紫外光を20%以上の効率(量子収率)で可視長波長光に変換し、高耐熱性と長期耐久性(環境安定性)を有する、Si系太陽電池の波長変換膜に適した材料開発を目指した。第一の目標である近紫外光(350~400 nm)から可視・長波長光(590~642 nm)への波長変換能は研究期間内に達成できたが、その波長変換効率は9 %に留まり、目標値(20 %)には未達であった。今後は変換効率の向上が困難となるメカニズムを分子レベルで解明し、その向上を目指すとともに、励起状態プロトン移動機構を経由しつつ、さらに高効率な波長変換機能を有する新規ポリイミドフィルムの開発に注力する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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