雰囲気制御高周波微粒子ピ―ニングAIH-FPPによる金属元素拡散層を援用した高耐久性・高摺動性を有する硬質薄膜コーティング材料の創製
研究責任者 |
曙 紘之 広島大学, 工学研究院, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 近年の地球環境問題から、高エネルギー効率化を実現する技術として極めて優れた摺動特性を有する硬質薄膜が広く注目されているが、その乏しい基材密着性から適用範囲は限定されている。そこで本研究では、「雰囲気制御高周波微粒子ピーニングAIH-FPP」により、母材表面に極めて安定した金属元素拡散層を形成することにより高い密着性を実現し、これにより長期使用に耐えうる硬質薄膜被覆部材の創製を目指した。その結果、本研究で提案したAIH-FPPを援用した硬質薄膜被覆材は、 AIH-FPPを施さない従来の硬質薄膜被覆材に比べ4倍以上の高い耐久性を有することが確認され、 AIH-FPP処理が硬質薄膜の耐久性向上に極めて有効であることが明らかとなった。
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