1. 前のページに戻る

癌の骨転移と軟部組織転移の同時診断・治療を可能とする放射性薬剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 小川 数馬  金沢大学, 医薬保健研究域 薬学系, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要癌への輸送担体としてc(RGDfK)ペプチドを、骨への輸送担体として(Asp)n (n = 8, or 11)を、放射性ガリウムの配位子としてDOTAを同一分子内に有する化合物Ga-DOTA-(Asp)n-c(RGDfK) (n = 0, 8, or 11)を設計、合成し、in vitroにおけるハイドロキシアパタイトとの結合実験、in vivoにおけるU87MG担がんマウスにおける評価を行った。その結果、溶骨性、造骨性骨転移と原発巣に集積しうる放射性薬剤の開発に成功した。これは、申請時に考えていた内容とほぼ一致するものであり、本研究の目的を達成できたと言える。今後は、本研究内容を発展させ、診断のみならず、治療用放射性核種で標識した化合物を用いた治療実験を行い、動態データと治療効果との相関を調べることにより、診断と治療をカップリングした包括的診断治療法の開発を目指す。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst