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開放系による木質系・草本系バイオマスからのエネルギーおよび化成品生産

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 倉根 隆一郎  中部大学, 応用生物化学科, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要食糧と競合しない木質系・草本系バイオマスを対象にしてリグニン高分解菌(同定済み)を新規に取得した。本菌 を活用して現行では避けて通れないアルカリ(または酸)前処理無しで粉砕処理したのみの対象バイオマスに作用させたところ、生物学的脱リグニンを行うことが確認された。 この結果、可溶性リグニンを多量に含む黒液(廃水)は排出されない黒液非排出型プロセスが可能であることを示した。また、粗粉砕草本系バイオマスを対象にして新規取得糸状菌(同定済み)を直接作用させたところ有効バイオマス成分(セルロースおよびヘミセルロース)を高糖化(これまで世界最強とされていたCTec2を大きく凌駕する)することを明らかにした。また、これらの2種類の微生物を人工的に複合させた複合微生物系にてさらに高い糖化率が得られることを示した。このバイオマス糖化液よりRhodococcus erythropolis を用いてバイオ凝集剤を生産することを示した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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