磁気ナノ粒子を用いたセンチネルリンパ節イメージングシステムの開発
研究責任者 |
吉田 敬 九州大学, 大学院システム情報科学研究院, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究では、乳癌等のリンパ節転移を調べる際に行われるセンチネルリンパ節生検において、現在主に行われている放射性物質を用いたRI法に替わる「磁気ナノ粒子による安全なセンチネルリンパ節イメージングシステムの開発」を行った。「磁気ナノ粒子の高性能化」、「高感度イメージングシステムの開発」により目標とした100μg Fe磁気ナノ粒子の検出距離50 mmでの検出を実現した。傾斜磁場を用いて25 mm離れた2個の磁気ナノ粒子サンプルの識別には成功したが、目標としていた空間分解能10 mmは達成できなかった。より急勾配な傾斜磁場システムの開発および更なる磁気ナノ粒子の高性能化が必要であり、実用化への課題となった。
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