研究責任者 |
小林 泰三 福井大学, 大学院工学研究科建築建設工学専攻, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究では、近年多発する土砂災害の予測・防災・減災に資する技術として、豪雨などによる斜面崩壊の危険度を事前診断するための地盤調査ツールを開発した。具体的には、斜面等に手動削孔した小口径のボアホール内にて「水平載荷試験」および「せん断摩擦試験」を行う小型地盤調査装置の開発を行った。当該開発期間では、主に開発した装置のせん断摩擦試験機能を室内模型実験によって実証するとともに、現場実用レベルの調査システム(ハードウェア)の開発に成功した。今後は、本手法で取得したデータに基づいて斜面安定解析や危険度判定を行うためのソフトウェアを構築し、同手法を用いた斜面危険度診断の実証データの蓄積を行っていく予定である。
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