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水と有機分子触媒を用いる可視光空気酸化反応

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 多田 教浩  岐阜薬科大学, 薬学部, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要芳香環上メチル基の酸化反応は重要であるが、安定で反応性の低い芳香環上メチル基を直接酸化することは非常に困難である。今回、溶媒に安価で環境に優しい水を用い、経済的かつ安全な可視光と空気中の分子状酸素存在下、基質に触媒量の光増感剤を加える穏和な条件での芳香環上メチル基の酸化反応を開発することを目的とした。基質として4-tert-ブチルトルエンを用いて検討を行ったところ、基質への溶解性の高い2-tert-ブチルアントラキノンが高い反応性を示した。さらに添加剤の検討を行ったところ、塩基の添加により目的の4-tert-ブチル安息香酸が高収率で得られた。基質一般性の検討を行った結果、芳香環に電子供与基や電子求引基が置換した基質でも良好な収率で反応が進行した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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