漢方薬原料「カンゾウ」の薬用成分高含有品種「スーパーカンゾウ」の低コストクローン培養法の開発
研究責任者 |
高上馬 希重 北海道医療大学, 薬学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | カンゾウ(甘草)は漢方薬原料として最も多く利用される薬用植物である。主薬用成分グリチルリチンの含有率が高い選抜植物体の大量供給には、栽培期間を飛躍的に短縮することができる植物組織培養によるクローン増殖苗の生産が必要である。本研究成果から、従来非常に困難であったグリチルリチン高含有植物体の再生クローン植物体を得る手法を確立した(再生率50%)。今後さらなるクローン植物体再生の高効率化と、生産コストの低減化を推進することにより、グリチルリチン高含有カンゾウの実用的な生産が期待される。
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