研究責任者 |
渡辺 誠也 愛媛大学, 農学部, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2012 – 2013
|
概要 | 生体試料や組織中に含まれるコラーゲンの定量には、他のタンパク質には含まれないL-ヒドロキシプロリン(L-Hyp)が利用される。高速液体クロマトグラフィー(HPLC)に替わる簡便・迅速・安価な酵素学的定量法を開発を目指した。酵素の大量生産・精製系を確立し、詳細な酵素学的性質の解析と反応条件最適化を行った。それに基づいて、0.004~1mMの範囲で標準溶液及び生体サンプル中での定量いずれにおいても、HPLC法と遜色ない精度を確認した。また、酵素センサー開発に先立ち反応の電気シグナル検出にも成功した。特許2件を出願した。小型定量キット実用化は目前であり、生体試料検査機関との共同研究にもつながった。
|