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愛玩動物の腫瘍疾患に対するキメラ抗体を用いた新規治療法の創出

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 今内 覚  北海道大学, 大学院獣医学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要近年、愛玩動物における腫瘍性疾患の重要性はますます高まっており新規治療法の開発が期待されている。本研究開発は腫瘍の宿主免疫回避機構を解明し免疫抑制因子を標的とした抗体療法の開発を目的とした。まず免疫抑制因子イヌPD-1およびPD-L1遺伝子を同定し、犬種間に遺伝子多型がないことを確認した。免疫組織化学染色法によりイヌの腎細胞癌、肥満細胞腫および悪性黒色腫においてPD-L1が高発現していることを確認し、抗PD-L1抗体により腫瘍浸潤免疫疲弊化リンパ球を再活性化することに成功した。このことからPD-1/PD-L1経路の阻害がイヌ腫瘍疾患の新規免疫治療の戦略となりうることが示された。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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