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体内ロボット用 オープンスペース形非接触エネルギー伝送システムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 水野 勉  信州大学, 工学部電気電子工学科, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要身体に与える負担の少ない医療デバイスとして体内ロボットの研究が盛んに行われており、そのエネルギー供給方法として非接触エネルギー伝送技術が有力視されている。しかし従来の研究では二つの給電用送信コイルを対向させ、そのコイル間に患者(体内ロボット)を配置する構成が想定されており、医師や看護師の作業を困難にし、かつ、患者に閉塞感を与える問題があった。そこで本研究では患者がベッドに横たわるだけで治療が可能となるオープンスペース形給電の検討を行い、消化器官が収まる300(縦)×300(横)×250(高さ)mm3 の範囲に体内ロボットに最低限必要とされる30 mW 以上の電力を供給可能なことを実証した。さらに給電コイルに電界防護アルミシールドを適用することで有害な高周波電界を抑制し、電磁波曝露に関するガイドライン(ICNIRP)の電界に関する公衆の曝露制限を満たすことが分かった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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