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界面ナノ構造を用いた透明・黒・鏡状態を可逆的に発現できる省エネ調光窓

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 小林 範久  千葉大学, 大学院融合科学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要建物への太陽光の入射強度を制御する調光素子は、防眩や室内空調の効率化の観点から欧米を中心に注目され、近年は年率20~30%の高い市場成長を遂げている。本研究開発では、素子の色を透明から鏡(ミラー)または黒へと可逆的に変化することができる新奇で革新的な光学素子において、素子特性の向上へ向けた材料構成の検討を行った。その結果、透明-ミラー間で4000回以上の繰返し安定性、5cm角素子での安定駆動を実現できた。従来技術より高品質安定性で優れているため実用化を目指した研究へと進展した。さらに、新たな発見としては、電圧駆動方法を工夫することで透明・鏡面・黒色だけではなく赤や青も発現できることを見出した。電着銀粒子の局在表面プラズモン共鳴が重要な役割を持つことを明らかにし、日本経済新聞報道(平24.12.25)やテレビ(めざましテレビ:フジテレビ平25.1.9、地球アステク:BSジャパン平25.1.17)で放映された。また、千葉大学優秀発明賞、国際会議IDW2012にてBest Paper Awardを受賞した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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