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エビ由来乳酸菌を利用した感染性胃腸炎の予防を目的とする健康食品の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 鹿志毛 信広  福岡大学, 薬学部, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本申請の目標は、エビ由来乳酸菌のヒトおよびマウス腸管における抗菌ペプチド産生誘導作用を評価し、新たな感染性胃腸炎の予防法を提供することにある。本研究の結果、熱殺菌(65°C、10分)したLactobacillus plantarum D2905株がヒト腸管上皮細胞株であるCaco-2細胞においてhBD2の産生を誘導すること、マウスへの経口投与により大腸におけるCryptdin-3の産生を誘導することを明らかにした。これらのディフェンシン系抗菌ペプチドは、感染性胃腸炎の主な原因であるサルモネラやカンピロバクターの増殖を抑制するため、熱殺菌したエビ由来乳酸菌は感染性胃腸炎を予防するための健康食品となり得る可能性を示した。今後は、感染性胃腸炎の原因菌に対する感染防御効果を検討する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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