再沈法で形成したEu錯体ナノ粒子を利用した太陽電池用波長変換膜の開発
研究責任者 |
福田 武司 埼玉大学, 理工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究開発では、Eu錯体のナノ粒子化(一次粒子径:30nm程度)による長期信頼性の向上とこれを利用した太陽電池用波長変換膜への応用を検討した。また、本ナノ粒子を含んだ波長変換膜では365nmの紫外光を90分間連続照射した後の蛍光強度は、通常のEu錯体では0.58であったのに対して、ナノ粒子化することで0.88へ飛躍的に改善した。また、太陽電池特性は波長変換膜を用いない場合が14.82%であったが、ナノ粒子化したEu錯体を添加した波長変換膜を用いると15.17%まで向上することを実証した。
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