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高出力ファイバレーザーを用いた長波長帯高感度超高分解能OCT

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 西澤 典彦  名古屋大学, 大学院工学研究科電子情報専攻, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究課題では、散乱の小さい新しい波長帯として注目を集めている波長1.7um帯において、高出力な超広帯域光源(スーパーコンティニューム(SC)光源)の開発し、それを用いることで超高分解能OCTの高感度化を図ることを目標とした。まず、高繰り返し超短パルスファイバレーザーを開発し、光増幅器、そして光ファイバの非線形効果を用いて、光強度が従来の約2倍の60mWで、スペクトル幅242nmの、低雑音でガウス型に近いSC光源を開発した。更に、開発した光源を光干渉システムに用い、深さ分解能が生体中で3.0um、感度105dBの高感度・超高分解能OCTを実現した。更に、開発したOCTを用いて、イメージングを行い、水分の含有率が低い生体サンプルにおいて、これまでの光源と比較して、明らかな侵達度の向上を確認した。今後、企業との共同研究を進め、光源やOCTシステムの実用化を進めていく予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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