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放射線治療時の線量モニタリングを可能とする超小型光ファイバ線量計

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 渡辺 賢一  名古屋大学, 工学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要これまで開発を進めてきた輝尽性蛍光体であるBaFBr:Euと光ファイバを組み合わせた小型線量計において、輝尽性蛍光体部を従来のBaFBr:Euより人体組成に近いものに変更することで、その応答を人体内の線量測定により適したものとなるよう改良を進めた。モンテカルロシミュレーションにより、KBr:EuあるいはCaF2:Ceを用いることで、検出器応答が改善されることを見出した。また、実際にKBr:Euを用い、直径約1 mmの線量計を製作し、検出下限線量として従来の小型線量計であるMOS-FETと同程度の8mGyを達成した。また、CaF2:Ceもより人体組成に近い輝尽性蛍光体として、今後の更なる検出器応答改善に向け、有力な候補材料となることを見出した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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