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CD8+制御性T 細胞の新たな研究展開とそれに基づいた創薬ターゲットの探索

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 鈴木 治彦  名古屋大学, 医学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要目標:CD8+CD122+制御性T細胞(Treg)の活性を薬剤によって調節し、自然に近い免疫制御を行うことで、免疫原性疾患に対処する道を切り開くことが可能となる。その基礎的段階として、このTregのTCRの多様性を調べ、その認識する抗原を同定することを目指した。 達成度:このTregのTCRβ鎖のCDR3領域の配列には通常のT細胞には無い多様性の偏りが見られた。この発見は大いなる達成であったが、Tregの集団決定そのものに疑惑が生じたため、抗原同定に進むことは見送られた。その代わりとして、in vitroおよびin vivoでのTreg活性を調べる信頼性の高いアッセイ法を確立し、IL-10ではなくFas/FasL系がこのTregの制御能発揮に重要であることを証明した。 今後の展開:新たに確定したTreg細胞集団について、その認識する抗原の同定を目指す。その抗原刺激によってFas/FasL系が起動し、細胞傷害によって制御が実行されるプロセスを明らかにしていく。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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