研究責任者 |
新谷 真功 福井大学, 大学院工学研究科 機械工学専攻, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 救急車での搬送患者数は、全国で約524万人/年(平成24年度)、脳疾患や心疾患などの傷病者は、そのうちの約60万人に上る。救急車用ストレッチャには、路面の凸凹や窪みによる上下方向の振動とカーブでの遠心力や発進・停止時の慣性力等により、前後左右方向の加速度が発生する。このため、本研究では、慣性力を0.1G以下、上下方向加速度を0.2G以下に抑えることを目標低減加速度とした。研究開発の結果、慣性力では最大値0.1G以下、上下方向加速度では最大値0.2G以下に低減でき、達成度90%以上となった。今後は、加速度低減が傷病者の体調変化に与える影響について明らかにするとともに、積載重量が大きく、傷病者に優しい救急車用防振ベッドを開発する。
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