低速回転で高効率を実現するアウターロータ型レアアースレス発電機の研究
研究責任者 |
樋口 剛 長崎大学, 工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 安価で、高効率、低ディテントトルクの定格150 rpm、200 VA程度の風力発電用レアアースレス永久磁石発電機の設計に関する基礎研究を行った。まず、ロータ側に配置するフェライト磁石をハルバッハ配列すると高出力が得られることを確認し、三次元磁界測定装置の製作と実験及び解析結果の比較、磁石の構成や寸法と特性の関係を検討した。次に、アキシャルタイプの固定子側電機子コイルに圧粉磁心を挿入して特性を向上させる時の圧粉磁心の磁気特性と特性の関係を検討した。さらに、ディテントトルクを低減するための磁石設計や不等ピッチ巻線法の効果を検討した。今回の研究成果だけでは製品化に即移行できる段階ではないが、さらに実用化研究を続け、目標とする発電機の最適設計法の確立と実験機による特性検証を行っていく予定である。
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