研究責任者 |
川上 竜巳 佐賀大学, 学内共同利用施設等, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 血清中のL-プロリンを除去する手段として、超好熱菌由来のL-プロリン脱水素酵素(ProDH)を利用する方法を検討した。本酵素は脱水素酵素(PDH)活性だけでなく、わずかにオキシダーゼ(POX)活性も有しており、POX活性を除去することで、試薬ブランクを上げることなくL-プロリンを除去させることを目指した。数種類のProDHについて、POX活性に関与すると考えられたシステイン残基を、セリン、スレオニン、アラニン、グリシン、アスパラギンに置換した変異体(計24種類)の構築と酵素の簡便精製に成功し、その酵素活性を測定したが、PDH活性の大幅な減少が見られ、POX活性も完全に除去することはできず、変異部位の見直しなどの検討が必要である。
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