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ウイルスの転写活性化因子Tatを標的とする新規抗HIV薬の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 岡本 尚  名古屋市立大学, 大学院医学研究科 細胞分子生物学, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要現行の各種抗HIV薬を組み合わせて用いる「カクテル療法」はHIV感染者中の検出可能なHIV量を検出不可能なレベルにまで低下させることを初めて可能にしたが、HIV感染は感染者体内で数年から数十年の間にわたり慢性で潜伏感染する。この間に蓄積する遺伝的変化のために薬剤耐性ウイルスの出現は不可避である。本研究計画では (1)潜伏感染しているHIVに有効で、(2)HIV複製の律速段階を直接標的にする治療であり、(3)従来の薬剤との併用が可能である薬剤の開発を試みている。これまでの研究で標的分子の詳細な立体構造解析が終了し、シード化合物を同定した。研究達成度はほぼ50%程度と自己評価している。今後の展開の中で、さらに阻害化合物の構造最適化を進めたい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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