メタクリレート系ポリマーを応用した歯科用仮着材の開発
研究責任者 |
岡田 英俊 奥羽大学, 歯学部生体材料学講座, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | PEMAとアネトール、ユージノールを基材とする試作材は歯科用仮着材として、市販仮着材にはない優れた特性を具備していた。しかし、練和の操作性の改善が必要と考えられた。そこで、練和性を改善するために練和の操作方法を再検討し、さらに粉末粒径を小さくすることから着手することにした。その結果、従来の試作材よりも練和操作が容易になり、練りあがった材料の状態も仮着操作を行いやすい状態となった。また、硬化時間、稠度および接着強さの値は変わらず、被膜厚さに関しては薄くなることが示唆された。以上のことから、目的はある程度達成されたと考えられるが、練和時間が長いことから、これを改善するために今後はさらに粉末粒径をさらに小さくした条件で検討する必要があると考えられた。
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