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酪酸菌MIYAIRI 588を用いた純国産メタボリックシンドローム予防薬の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 渡辺 哲  東海大学, 医学部, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究では、研究者らの見いだしたNrf2活性化作用を有するプロバイオティクスMIYIRI 588の、メタボリックシンドローム(MetS)の予防薬としての有用性を検討した。高脂肪食マウスモデルでの検討では、当初の目標であった、肥満抑制、糖代謝改善効果はみられなかったが、肝臓への脂肪沈着は著明に抑制された。脂肪肝はMetS進展の危険因子であり、15~20%の人は脂肪肝炎に、さらに肝硬変へと進行するが、現在これを予防する薬はない。本研究で明らかとなったMIYIRI 588の肝への脂肪沈着抑制効果は、肥満抑制や糖代謝異常改善とは関係なくみられることより、これはMIYIRI 588に整腸剤以外のさらなる付加価値を与えるものである。今後は、食事療法との組合せで、MetS予防薬としての価値をより高める予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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