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解凍精液から元気な精子だけをオンサイトで簡便に得るための技術開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 山下 健一  独立行政法人産業技術総合研究所, 生産計測技術研究センター, 主任研究員
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要精子や卵子、受精卵などについて、質の良いものを選別することは、不妊治療や動物繁殖の成否に直結する。このような問題の解決のため、本研究では特に牛を対象とし、精子が自力で運動することに着目した選別手法の研究を行い、精子の運動の理解と適切なマイクロ流路設計によって、従来法の百万倍の処理効率を実現し、人工授精にも使える処理量で、高い運動能力の精子を回収する技術を確立した。さらに運動能力別に捕集できるという性能を活かし、性別特異的な既知の生化学的性質を融合することで、精子にダメージを与えず、性比に偏りのある精液調製技術とすることにも成功した。この成果は、外国の特許に左右されず、任意の種牛の精液を処理できる国産の性選別技術に道を拓いた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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