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発光性イオン液体を利用した感熱型発光材料の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 白上 努  宮崎大学, 工学教育研究部, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要シクロフォスファゼン骨格を持つ発光性イオン液体(CP-IL)を含むポリ塩化ビニル(PVC)複合フィルムにおいて、熱履歴を与えると、熱に曝露された部分からの発光強度が増強する「熱誘起発光増強効果」を利用して、熱履歴時の温度を簡便に検出することができる熱感熱型発光材料の開発を行った。PVCの分子量あるいはイオン液体の含有量を変化させた複合フィルムをそれぞれ調製することで、90°Cから140°Cまでの10°C間隔の加熱温度に対して感熱発光する5種類の透明フィルムの調製に成功した。この5種類のフィルムを熱履歴温度が知りたい材料に貼付すれば、その材料の熱履歴温度を発光強度により簡便に測定することができるので、熱履歴センサーとしての展開が期待できる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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