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部分照射モデルにおける新規細胞遺伝学的線量評価指標の有用性

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 三浦 富智  弘前大学, 大学院保健学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要被ばく線量生物評価の国際的課題の一つとして部分被ばく患者の線量評価がある。これまで、ダイセントリック法におけるQdr法やPCC法におけるQpcc法が部分被ばく評価手法として提唱されている。本研究では、ヒト末梢血部分照射シミュレーションモデルを用いて我々が開発した新規被ばく線量評価指標(CPI)の有用性を検証した。4名のボランティアにおいてCPIとX線照血液混合率の間に非常に強い相関が認められた。さらに、被ばく線量、X線照血液混合率およびCPIの関係を解析した結果、CPIは50%以上の局所被ばくで適用が可能であることが明らかとなった。以上より、CPIは大規模災害時の被ばく線量スクリーニングにおいて有用な指標であることが明らかとなった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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