動物の糞を用いる新規組換えタンパク質生産技術の開発
研究責任者 |
岸上 哲士 近畿大学, 生物理工学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 近年のバイオテクノロジーの進歩により、医療用蛋白質の必要性が高まり、組換えタンパク質の生産のため遺伝子組換え技術を用いて微生物、昆虫、植物など様々な生物において生産方法が開発されてきた。申請者は、毎日動物個体から排出される糞に取り込まれる組換えタンパク質を精製する新規組換えタンパク質生産技術の開発を行ってきた。特に本研究では、実用化を目指し、マウスの1)糞中の組換えタンパク質のタンパク質の質量分析による解析、2)糞中の組換えタンパク質の取り込み過程の解明、3)組換えタンパク質の生産能力の検討を行った。その結果、各課題において基礎的なデータを取ることができた。今後は、さまざまな機能的タンパク質の生産の可能性を検討していく予定である。
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