研究責任者 |
薮下 彰啓 京都大学, 工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 半導体レーザーを用いた吸収分光法による小型・低廉な安定炭素同位体比測定装置の開発を行った。開発の第一段階として、Continuous Wave Cavity Ring-Down Spectroscopy (CW-CRDS)法を用いて、2 μm帯での13CO2/12CO2同位体比を測定した。本研究で目的とする食品の燃焼による二酸化炭素を分析するには、現状の装置で十分な感度が得られることがわかった。続いて、より低廉で簡便な測定法として位相差検出を行うPhase-Shift CRDS法を試みた。しかし、現状の装置では安定した出力が得られず、目標とする精度を達成することはできなかった。今後の対策として、出力不安定の原因と考えられる圧電素子の安定化、もしくは圧電素子を用いないoff-axis CRDS法を用いた開発を進めていく。
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