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近赤外表面プラズモンバイオセンシングに向けた酸化物半導体材料の応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 松井 裕章  東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究開発は、臨床診断や食品検査分野において重要な光学帯である近赤外領域において、酸化物半導体を基盤とした表面プラズモン共鳴による高感度なバイオセンシングを実証した。全反射減衰分光(ATR)計測を用い、血液中の血糖値診断の指標であるグルコース濃度の高感度検出を実施した。屈折率変化に基づく表面プラズモンセンシングの検出限界は、1.1×10-5を示し、この数値は、従来の金薄膜を用いた表面プラズモン共鳴デバイス(SPR)の検出感度に匹敵する数値である。本申請課題において、安価で低環境負荷な酸化物半導体材料に立脚して高感度なバイオセンシング応用を実現させ、酸化物半導体材料の新しい光学応用を実証した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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