防水型LED連続照射光を用いた海域環境改善技術の開発
研究責任者 |
山中 亮一 徳島大学, 大学院ソシオテクノサイエンス研究部, 講師
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本課題では、尼崎運河にて開発・運用されている生物浄化システムの浄化能向上のため、防水型LED照明による水中藻類の光合成誘起に伴う水質浄化効果(溶存栄養塩除去や曝気)を活用するための技術開発を行うことを目標とした。達成度は、夜間に生じる藻類の連続光障害対策については、日中に許容される被光量を藻類種ごとに明らかにした。また尼崎運河の底質改善効果については、珪藻類休眠期細胞による水質改善効果を室内実験により定量化し、現地適用性を有することを示した。今後は、本課題による成果を基に周辺技術開発を進め、実用化したいと考えている。将来的には、本技術により新興国の水環境改善に寄与したいと考えている。
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