骨粗鬆症治療薬候補化合物デストラキシンEを量産する基盤技術の確立
研究責任者 |
中川 大 中部大学, 応用生物学部, 講師
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 破骨細胞の発生や生存を妨げることなく破骨細胞が備える骨溶解機能の発動を阻止できる「デストラキシンE」を「骨粗鬆症を完治できる薬」として開発するために、第一に解決すべき課題「デストラキシンEを量産する基盤技術の確立」を達成することを目指した。生合成と有機合成の手法を切り口にしてデストラキシンEを量産する方法を検討した結果、目標を大幅に上回る10倍以上の収量でデストラキシンEを得ることを可能にする「有機合成の基盤技術」を確立した。デストラキシンEをg単位で調達できる基盤技術の確立に成功したので、今後は、実験動物を用いた薬理学的解析を早期に実施し、薬として開発できる可能性を含め、技術移転の可能性を見定める。
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