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新しい国内産業を興す可溶化ヘスペリジンの低コスト製造方法

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 宮田 裕次  長崎県農林部農政課, 農産園芸研究部門茶業研究室, 主任研究員
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要揉捻機を用いて、青ミカンと茶生葉を1:3の比率で20分間揉みこむ(混合揉捻物ヘスペリジン)ことで、ヘスペリジンの水溶性が高まることを明らかにした。製造したサンプルのヘスペリジン溶出率は熱水、エタノール抽出で差は認められず、有機溶媒を使用せずに効率的に抽出することができる。 今回、確立したヘスペリジン水溶性を高める製造技術は、従来の糖転移ヘスペリジン製造時間に比べ従来の糖転移ヘスペリジン製造時間に比べ1/30の時間で製造でき、製造原価の低減が可能である。 また、開発した混合揉捻物ヘスペリジンの水溶性は単体ヘスペリジンと比較して5,000倍であった。二次元DOSY-NMRおよびLC-TOF/MSを用いてヘスペリジンの可溶化促進に寄与する共存茶ポリフェノール類の検索を行った結果、テアシネンシンAの共存によってヘスペリジンの溶解性が約3倍増加すること、両者が水溶液中で安定した複合体を形成していることが判明した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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