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心不全の発症予防を目指す治療薬および診断マーカーの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 坂東 泰子  名古屋大学, 医学部, 講師
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要心不全は5年生存率30-40%と予後不良で、患者数も多く発症予防の開発が急務である。収縮能が低下する収縮不全の前段階には、拡張不全性心不全の病期が存在する。申請者らは、心臓毛細血管内皮に発現するセリンプロテアーゼDPP4の活性異常が、糖尿病による拡張不全性心不全発症の一因であることを見出した。 本研究の目標 DPP4阻害剤投与が、糖尿病合併症としての心不全発症を抑制しうるか、更に、DPP4活性のモニタリングが糖尿病及びそれ以外の原因による拡張不全心発症を予測しうるか、を検証する。 本申請分における達成度 前臨床試験はほぼ完了し、心不全の原因によらず、DPP4阻害という介入が心不全予防・改善効果を示す事が検証された。現在、糖尿病合併心不全患者合計50例に対する医師主導型前向き臨床研究(登録症例数50症例)を開始した(臨床研究登録番号:UMIN000006836、UMIN000012209)。 今後の展開 本申請期間内に時間的及び資金的に達成できなかった 患者検体における血管内皮機能障害・DPP4活性と拡張不全の関係の検証の実施をめざす。また、研究開始した糖尿病合併心不全患者合計50例に対する医師主導型前向き臨床研究(登録症例数50症例)を完了する(臨床研究登録番号:UMIN000006836、UMIN000012209)。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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