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合成樹脂を使用しないスギ樹皮100%の成型ボードの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 鈴木 聡  富山県農林水産総合技術センター(農業研究所、森林研究所及び木材研究所), 富山県農林水産総合技術センター木材研究所, 研究員
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要スギ間伐材から大量に発生する樹皮の有用な処理手段がほとんど無い。本研究所では、富山県産スギ樹皮を粉砕(解繊)、蒸煮することで接着性を付与、樹皮100%のボード状成型に成功した。今回、この技術を応用し、富山県産スギ樹皮100%の内装用ボード製造可能性の検討を行った。 その結果、湿式解繊で装置をスケールアップしても、水含浸等前処理を行うことなく、効率よく十分に繊維化できること、乾式解繊で蒸煮温度を変えても繊維形状等に大きな違いはないこと、熱圧成型でJIS木材・プラスチック複合材(用途区分:住宅用室内造作)の曲げ強さ基準を満たすボードが製造可能なことを確認した。今後、製品化に向けて、蒸煮温度条件等、更なる検討を行う予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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