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化膿性関節炎の骨関節破壊に対する、高分子ヒアルロン酸の予防適応の検討

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 高橋 伸典  名古屋大学, 医学部付属病院, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要化膿性関節炎は乳幼児で発生頻度が高く、骨軟骨破壊による永続的な関節障害を伴うことから、予防的治療法の開発が強くのぞまれる。外科的洗浄と抗菌剤という標準的治療に、高分子ヒアルロン酸投与による骨軟骨保護効果を加えることで、後遺障害を予防することが目標である。ヒト滑膜線維芽細胞において、LPS刺激による軟骨基質分解酵素(MMP)、骨基質分解酵素(カテプシンK)、および破骨細胞活性化因子(RANKL)の発現亢進は高分子ヒアルロン酸添加により抑制されることが確認された。化膿性膝関節炎モデルラットの作成に成功したため、今後in vivoでの関節破壊抑制効果の検討を開始する。ヒアルロン酸注の化膿性関節炎に対する新規適応取得と、小児の変形性関節症の予防という社会的目標を目指す。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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