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キクイモ抽出物に含まれるスギ花粉症軽減物質の同定とその応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 片山 茂  信州大学, 農学部, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要申請者はキクイモの高度利用を目的として、キクイモ抽出物に優れた花粉症軽減効果があることを動物実験により明らかにした。本課題では、キクイモ抽出物中の花粉症軽減物質を同定するとともに、その作用機序の解明を目的とした。キクイモ抽出物をHPLCにより分画し、腸管パイエル板のIL-4産生抑制効果、樹状細胞の抗原提示抑制作用、マスト細胞の脱顆粒抑制作用について検討した。その結果、ピークBにおいて顕著な活性が認められた。EI-MS及びNMR解析に供し構造解析を行ったところ、活性成分は1-(3'、4'-dihydroxycinnamoyl)cyclopentane-2、3-diolと同定された。また、キクイモ茶にも上記の活性成分が含まれることをHPLC分析により確認した。以上より、キクイモ抽出物の花粉症軽減効果における活性成分とその作用機序が明らかとなった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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