燃焼炉から排出される未燃炭素粒子の微細組織構造を評価するための対話型画像解析ツールの開発
研究責任者 |
二宮 善彦 中部大学, 工学部応用化学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 燃焼炉から排出される未燃炭素粒子の微細組織構造を評価するため、不定形未燃炭素粒子や周囲境界がつながっていない未燃炭素粒子に対して、測定者の知識と経験を画像認識の中に取り込む領域抽出ツールの開発を行った。動的輪郭モデル(Active Contour Model)をベースにしたアルゴリズムを利用し、未燃炭素粒子の内部に輪郭線C2、外部に輪郭線C1を設定し、となるCの最大面積を反復法によって求め、抽出対象領域とした。石炭燃焼から排出するフライアッシュ中の未燃炭素粒子群について、炭素構造に存在する空隙とバルーン状の中空粒子部分の空隙とその割合を数値的に求めることができるようになった。
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