農作物に蓄積する亜鉛の量を増加させるための葉面散布剤の開発
研究責任者 |
中村 進一 秋田県立大学, 生物資源科学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 植物(農作物)の可食部分(葉・茎部分)に蓄積する亜鉛の量を増加させるための葉面散布剤としてグルタチオンを用いることの可能性をアブラナを用いた水耕栽培実験によって検証した。 水耕液亜鉛濃度を変化させていったところ、10μMの亜鉛濃度ではグルタチオンの施用効果がなくなった。また、植物へのグルタチオンの施用量を検討したところ、これまで植物に施用してきた20分の1の施用量でも、その効果を確認することができた。 今後は、グルタチオン施用方法の更なる適正化、より高濃度に葉に亜鉛を蓄積させるためのグルタチオン施用方法を確立し、この技術の実用化に結び付けていきたいと考えている。
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