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潜在性結核のバイオマーカー探索と診断法への応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 岡 真優子  大阪市立大学, 大学院医学研究科, 特任講師
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要潜在性結核菌感染者および健常者を対象として、潜在結核に対して特異的抗体価が上昇する結核菌特有の抗原を検索し、潜在性結核菌感染を正確かつ迅速に診断する方法を確立する。これまでに我々は、潜在性結核のバイオマーカーとして、4種類の休眠期抗原としてMycobacterial DNA-binding protein 1 (MDP1)、Acr、Antigen 85 (Ag85)A、およびAg85Bを見いだしでおり、これらを新規診断法へ応用するため、4種の抗体レベルと増殖期抗原に対するインターフェロン-gamma(IFN-gamma)産生量を比較した。潜在性結核の血清中抗体レベルを経時的に測定した結果、20検体中8検体でMDP1またはAcr抗体レベルが上昇した。健常者では、IFN-gamma量と抗体レベルに正の相関がなかった。今後、4種の抗体レベルと休眠期抗原に対するIFN-gamma産生との関係を明らかにし、新規診断法の開発を実施する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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