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直管型自励振動ヒートパイプの高性能化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 奥山 邦人  横浜国立大学, 大学院工学研究院 機能の創生部門, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本申請者が考案した単一の直管からなる自励振動型ヒートパイプは、加熱細管内の蒸発に誘起される液柱の周期的自励振動により、銅の約100倍の実効熱伝導率で、最大約80Wの熱の輸送ができる。本研究課題では、熱抵抗の低減化を図るとともに、さらなる小型化(細径化)について実験的に検討した。その結果、系圧力を0.05MPaまで低下させると熱輸送管長の70%にわたる蒸気プラグの大振幅振動により熱輸送時の熱抵抗を25%低減できることを示した。また試験部内の液流挙動や熱流束の影響を考慮することにより、当初モデルの約1/2まで細径化を可能にし、毛管型ヒートパイプの約2倍の熱輸送速度と実効熱伝導率が達成できることを示した。限界律速要因をさらに詳しく解析することによりさらなる小型化の可能性があることが示唆された。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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