研究責任者 |
山田 和志 京都工芸繊維大学, 大学院工芸科学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 現在、廃棄飲料用PETボトルは、ポリエステル繊維やPETフィルムとして再利用されているが、より効率的な新しいリサイクル技術の開発が必要とされる。一方、廃棄PETボトルから成形品を作製した場合には、加水分解による極端な物性低下のため、これまでリサイクルPET成形品の製造や研究例は非常に少ない。最近、研究代表者らは、ブロックポリマーやtalcパウダーを数%添加したPETの熱変形温度が数10°C以上増加することを見出した。そこで、研究代表者は、PETに添加する無機フィラーのサイズ(~数μm)や種類を制御することにより、高強度・高耐熱特性を有するリサイクルPET樹脂の開発および基礎的な研究課題を提案し、従来の成形法では使用不可能であった120°C以上の耐熱特性リサイクルPET成形品の創製に成功した。
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