研究責任者 |
中野 美紀 独立行政法人産業技術総合研究所, 先進製造プロセス研究部門, 研究員
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | カビ類の固体表面への接着には、基板表面の様々な特性が影響すると考えられる。抗菌技術を活かした製品の開発にとって、基板表面の微細構造、化学的特性等の表面特性がどのようにカビの接着性に影響するかについて研究することは非常に重要である。本研究では、基板表面にサイズ、形状を変えた微細構造を施した表面を作成し、主要な環境汚染菌である数種のカビ類を用いて表面微細形状とカビ類の接着の影響について検討した。その結果、形状およびサイズによってカビ類の接着に影響があり、微細形状・サイズによっては、約90 %のカビを洗浄により除去できることが示された。今後は、形状やサイズの最適化を行うとともに、実際に水回り資材として用いられている材料についても同様な効果が得られるか検証を行っていく予定である。
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