発泡ガラスを素材としたホウフッ化物イオン除去材の開発
研究責任者 |
中野 惠文 鳥取大学, 地域学部, 特任教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | ソーダ石灰ガラス粉末にアルミニウム、マグネシウム化合物及び発泡剤とし炭化ケイ素を混合した後、約900°Cで焼成して得られたガラス発泡体を水酸化ナトリウム溶液中で水熱処理するという一連の工程によりホウフッ化物イオン(テトラフルオロホウ酸イオン、BF4-) の除去材を製造した。 ガラス発泡体へのアルミニウム及びマグネシウム化合物の添加量、振とう時のpH、温度、時間の影響について検討したところ、BF4-を分解できることを見出した。この分解には、共存イオンの影響がなく、また、生じたフッ化物イオンは水熱処理ガラス発泡体により吸着除去できることを明らかにした。
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