研究責任者 |
清水 浩 京都大学, 農学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究は、ハチによる受粉の代替技術として、物理的な手法による受粉技術の提案を行なうが、植物は接触や振動によるストレスを感じ成長が抑制されることから、植物の花の上部の空気を花器の固有振動数で振動させ、花器のみを共振させるという方法によって花粉を飛散させ受粉する装置の開発を目標とした。超音波振動子を複数個集めた正方形アレイを用いたときに焦点面に生じる超音波音圧を利用したシステムを開発した。イチゴを用いた着果試験では既存の接触型受粉装置よりも良い結果を得ることができた(奇形果を考慮)、当初の目標をほぼ達成できたと考える。今後は民間企業と実用化に向けた共同研究を継続する予定である。
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